新入荷再入荷

16℃前後で抜栓し30分くらい置く、エッジがほんの少し落ち着きだした濃いガーネット色、ドライローズ、ドライハイビスカス、干プラム、干無花果、干肉、鞣革、黒胡椒、丁字、杜松の実、山椒、ナツメグ、メース、オレガノ、タイム、リコリス、バニラビーンズ、木材、腐葉土、ヨード、森の下草、茸、煙草、湿った土、先週入荷したのですが、その翌日に状態を早く見たいのと我慢出来ずに飲んだのですが、やはり落ち着いておらずダメでした。今回も入荷して8～9日ではまだ早いかなと思いながら飲んでみました。本当は最低でも1ヶ月くらい落ち着かせるともっと素晴らしくなるだろうと予感させられる変化を見せてくれました。エッジが落ち着きだした色合いは見せ始めているが、濃いというか暗くなった感じのガーネット色、ドライ系の花とフルーツのノートが飛び込んできた。そしてドライの肉・革系の味わいと丁字、杜松の実、山椒などが絡み合い落ち着いた中に深みと複雑さのある世界を見せてくれる。更に、見事に熟成した土系のニュアンス。腐葉土、ヨード、森の下草、茸、煙草、湿った土などの出汁が効き、染み入るような美味さと奥深さを見せてくれる。もう一つ、木材というか木樽のニュアンスが感じられる。今まで樽熟成されていたのだから当然だが、木材の辛みや嫌みは感じられない。よほど、巧く、そして見事に管理されていたのだろう。多分大変な労力だろう。飲んでみて、入荷後1週間ではまだ早い感じは否めませんが、素晴らしさは充分に感じられました。1ヶ月出来れば2ヶ月ほど落ち着かせて飲まれることをお奨めします。25年近く経過したワインとは思えないほどのパワフルさがあります。そして昨年販売した下記の1980年よりもかなり若さを感じます。ただフルーツたっぷり系の甘い感じのワインが好みの方には向かないかも知れません。 H17.11.19