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蛍光性を持つ鉱物は炭化水素を含む有機化合物で、世界でも極めて珍しく、紫外線をあてるとグリーンやイエローの蛍光色に発色します。
新しい鉱物ではあるものの、すでに無許可での採掘は自然公園法その他法令で禁止されているため、非常に入手困難な希少石です。
通常は手に入らない希少石ですが採掘禁止に指定される前に、弊社が原石をいくつか保有していました。
この原石はそのうちの一点です。


鉱物が置かれた環境の変化によって含まれる成分も左右され、オパールの中に違う鉱物が含まれることが稀にあります。
蛍光グリーンから黄緑、黄色の部分は最近話題になっている北海道の鉱物が含まれていることも考えられます。
その鉱物は、地中に埋没した植物等が炭化し、地下の圧力や高温などが加わって出来上がる有機鉱物で、
まだ解明されていない石油が出来上がる仕組みを解き明かすカギになる可能性があるといわれています。
さらにこの原石は希少石である然別オパールを土台としているため、
紫外線をあてるとオレンジやブルーのネオンカラーに蛍光グリーンが乗り、色鮮やかに発色します。
北海道蛍光オパールは、北海道の然別湖付近で発見されました。
然別地域で産出されるオパールは高温高圧の熱水作用の中で赤、緑、オレンジ、黄色、青色などに蛍光する
珍しいオパールで、転石には金、銀、アンチモンなど高濃度に含まれる部分もあります。
目に見える可視光線の光では捉える事のできない色目も、波長の違う光を当てることで蛍光します。

北海道産蛍光オパールは、まだまだ研究段階であり、未知なる可能性を秘めています。
限定された地域でしか産出されないため、元から希少性が高い天然石ですが、
現在は採取ができないため、大変希少なオパールとなっています。
またこの石の産地、アイヌには「白蛇姫物語」という飢饉を救った白蛇の神様の伝説が古くより伝わり、神秘性を伺わせる土地です。

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